レッドヴェイパー（2017年生、母レジェンドトレイル）

レッドヴェイパー（2017年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+高機動飛行を行う際に発生する飛行機雲」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したレジェンドトレイルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月23日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は412kg。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のケープコッドをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3歳（2020年）

1月25日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月16日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

8月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4歳（2021年）

1月16日、中8週で迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月25日、約10か月半の休養明けで迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのノエル賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

2022年1月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2022年）

2月16日、中7週で迎えた12戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のボーイズオブサマーをアタマ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、祝レオス誕生日特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2022年3月25日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。