トモジャミ（2020年生、母ヤマノローラ）

トモジャミ（2020年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名愛称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したヤマノローラが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。2022年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐藤牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉冨学によって1,870万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したバグラダスにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月31日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスクーバーにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリリージェーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

3月26日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月9日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のグラスシフォンに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月3日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月7日、中4週で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月24日、中6週で迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月27日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林美駒騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。