ロードアクア（2016年生、母オーシュペール）

ロードアクア（2016年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+水(ラテン語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したオーシュペールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2023年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で2着に入った他、2021年のTVh賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,944万円（3.89万×500口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマデウスを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月26日、中9週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

3歳（2019年）

6月16日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトップソリストに2馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

4歳（2020年）

1月5日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月12日、中9週で迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

7月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクーファウェヌスをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月11日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒロイックアゲンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月29日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、G3の京阪杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5歳（2021年）

1月9日、中5週で迎えた15戦目は、淀短距離ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入った。

2月28日、中6週で迎えた16戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（7戦1勝）。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月9日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、鞍馬ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた18戦目は、G3の函館スプリントステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、TVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のルッジェーロをハナ差振り切って5勝目をマークした。

8月15日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

10月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は田中健騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

12月5日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた23戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6歳（2022年）

2月13日、中7週で迎えた25戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月17日、中8週で迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月28日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた28戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、天保山ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

9月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヴィーヴァバッカスをハナ差制して6勝目をマークした。

10月22日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

12月17日、中7週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテリオスルイに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7歳（2023年）

2月4日、中6週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンサルヴォに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月11日、中4週で迎えた33戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェミニキングから3馬身半差の2着となった。

6月24日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に沈んだ。