デプロマトウショウ（2009年生、母マザートウショウ）

デプロマトウショウ（2009年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「外交官＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したマザートウショウが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、トウショウ産業トウショウ牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、桑田牧場によって1,026万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月10日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムラハヤテにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、スフィンクスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月15日、中1週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のデリケートアーチをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったデンファレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月2日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4歳（2013年）

2月9日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月1日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

6月22日、中2週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイキグラミーに3馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月27日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた19戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5歳（2014年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6歳（2015年）

3月29日、約11か月の休み明けで迎えた23戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。