サイキョウヒカリ（2004年生、母サイキョウロマン）

サイキョウヒカリ（2004年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋光」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したサイキョウロマンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森永聡。戦績は、中央平地12戦0勝、地方12戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の一般B9 C3。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

5月26日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず16着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

9月17日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月9日、中7週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルネージュに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中2週で迎えた8戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスタイリッシュラブに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月27日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドクィーンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2008年）

1月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルネージュに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月24日、中1週で迎えた11戦目は、水仙特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、C級チャンピオン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月24日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスコールマーチに6馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月16日、中2週で迎えた14戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したキクノソニックに半馬身届かず2着となった。

5月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフィールドヘネシーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、ダービートレーディング杯（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた17戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨスーパーラブに5馬身の差をつけて制した。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、コパノライジンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2009年）

7月26日、約8か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜中俊騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

6歳（2010年）

1月23日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた24戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。