シーリアスラブ（2016年生、母シリアスアティテュード）

シーリアスラブ（2016年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「真剣な愛。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したシリアスアティテュードが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月10日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

7月21日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線に入ると、前で粘るカラミンサを豪脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

9月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた10戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスティーンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4月26日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月9日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月7日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2021年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの須磨特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの安城特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月18日、中9週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたフェアリーグルーヴ決め手に屈してハナ差の2着となった。

10月3日、中3週で迎えた22戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた24戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6月5日、中9週で迎えた27戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

8月20日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの宮崎特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月22日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの村上特別（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

11月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

7歳（2023年）

1月15日、中6週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた36戦目は、4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた38戦目は、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上2勝クラスの信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた40戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた41戦目は、3歳以上2勝クラスの不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上2勝クラスの筑後川特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

2023年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。