ニホンピロサンダー（2012年生、母ニホンピロエミリー）

ニホンピロサンダー（2012年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時10歳）と交配したニホンピロエミリーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地37戦2勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったグラブザフラッグにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7月26日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアキトクレッセントに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンウィノナを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月21日、中1週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

3歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったスルターナにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井学騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲットクローサーを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って雨中の一戦を制した。

5月3日、中3週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月22日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の枚方特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた18戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4歳（2016年）

1月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

7月31日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、4着に入った。

8月21日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた23戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。14着に敗れた。

11月5日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2017年）

1月14日、中9週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雪/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハタノキセキに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

10月15日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6歳（2018年）

2月25日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月4日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた35戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

3月25日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

8月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた37戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（12戦3勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。