テイエムモンスター（1995年生、母チームスピリット）

テイエムモンスター（1995年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時7歳）と交配したチームスピリットが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、中央障害5戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月12日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダンディバーニングに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

12月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3歳（1998年）

1月25日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた7戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、レインボーハルカに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月14日、連闘で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

8月30日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

10月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で古小路重男騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルチェリーに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた18戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた20戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の御影特別（阪神ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。