サツマキリコ（2016年生、母ミルフィオリ）

サツマキリコ（2016年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時16歳）と交配したミルフィオリが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方1戦0勝。2019年のサルビアカップ(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渡邊貴光厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2018年）

10月5日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦の紅葉葵デビュー（船橋ダート1000m 小雨/重）に出走。馬体重は503kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3歳（2019年）

1月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るカルロソを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

2月20日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の黄梅賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るエターナルメモリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月9日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳戦のスイカ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の有りの実特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のツリーガリレオをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

9月25日、中3週で迎えた6戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーフェストJAPAN開催中!（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタイニークイーンに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

11月20日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月9日、中6週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の初夢特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた10戦目は、シリウス賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったワグナーコーヴに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月6日、中4週で迎えた11戦目は、アンタレス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニングアカリに3馬身の差をつけて制した。

4月23日、中6週で迎えた12戦目は、’20 武蔵国オープン（浦和ダート2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、アルタイル特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、カペラ特別（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定戦のクイーンズオーディション（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（7戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた16戦目は、シリウス特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のカレンダーショー2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、チャーチルダウンズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（10戦2勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5歳（2021年）

1月12日、中3週で迎えた19戦目は、倶利伽羅特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（11戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた20戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のヒマラヤユキノシタ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年3月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。