マイネルカスケード（1997年生、母メジロカピュサン）

マイネルカスケード（1997年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時9歳）と交配したメジロカピュサンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地40戦3勝2着8回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

8月14日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったハッピーデーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したイシノアクエリアスを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3歳（2000年）

4月9日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したミッドアリアを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンカフブを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、2着となった。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で金折知則騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノプレイメイトを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で金折知則騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で金折知則騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で金折知則騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で金折知則騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で金折知則騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で金折知則騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セットプレーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2002年）

2月3日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた21戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた22戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、プローサムに半馬身交わされて2着となった。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、テイクユアマークに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゼンノスウィングに1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6歳（2003年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた29戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅谷正巳騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた31戦目は、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅谷正巳騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリープリッヒを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

3月22日、中1週で迎えた33戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた37戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた39戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

12月7日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた40戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2003ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた41戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。