マストゥドウ（2000年生、母マルチ）

マストゥドウ（2000年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋行う」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時7歳）と交配したマルチが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大橋牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大橋牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

4月26日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったテイエムセンリガンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のメジロオルテガに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦1勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

4歳（2004年）

1月10日、中5週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

9月4日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5歳（2005年）

4月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月17日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、椎葉智昭騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターキングブルから2馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月13日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた24戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。