オヤシオ（2008年生、母シーラデルソル）

オヤシオ（2008年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「親潮」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時16歳）と交配したシーラデルソルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）平岡牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回、中央障害4戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳500万下。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月7日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた2戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシゲルヒラトリに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で平野優騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたビッグロマンス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月7日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で平野優騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンジェイワンをクビ差振り切って2勝目を手にした。

12月15日、中4週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3歳（2011年）

2月19日、中8週で迎えた8戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は平野優騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G3のファルコンステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（6戦2勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月22日、中8週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は平野優騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（8戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

4月15日、中6週で迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6月2日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月22日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアペイシェンスから約11馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中4週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノハービービーに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月23日、中3週で迎えた24戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。