ヒップホップソウル（2020年生、母ダンスファンタジア）

ヒップホップソウル（2020年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブラックミュージックのジャンルのひとつ」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時8歳）と交配したダンスファンタジアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の紫苑ステークス(牝G2)で2着に入った他、2023年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月19日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェルドランスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中9週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャンパンカラーにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2023年）

1月9日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3月18日、中9週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたエミュー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月21日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

9月9日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたモリアーナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

12月16日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定のハンデG3のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2024年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい16着に敗れた。

5月18日、中9週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月15日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山武史騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。