ファビュアス（1998年生、母ルーキーセブン）

ファビュアス（1998年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したルーキーセブンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福田富晴。戦績は、中央平地11戦2勝、地方14戦5勝2着2回。2000年のペガサス賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福田富晴から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、佐藤伝二によって525万円で落札された。

佐藤忠雄厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（2000年）

5月13日、デビュー戦は大枝幹也騎手を鞍上に据えて、3歳（新潟(地)ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイチグサに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳A（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳B（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヴァリアントに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳A2（新潟(地)ダート1550m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（3戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳A1（新潟(地)ダート1550m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大枝幹也騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホースナイパーから1馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンのペガサス賞（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大枝幹也騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

11月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で大枝幹也騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、2歳ハンデ地方重賞の新潟ジュニアカップ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大枝幹也騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3歳（2001年）

1月2日、中5週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた9戦目は、3歳A2（新潟(地)ダート1550m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で大枝幹也騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、一般B（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイワノミカヅキに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグリンセレサに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワカサマに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月27日、中4週で迎えた16戦目は、根ノ上特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた18戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、白山特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ミリオンライコオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月26日、中8週で迎えた21戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレックレスランに2馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

4月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた24戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月13日、中9週で迎えた25戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワルビアーノに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。