エンリグロリア（2017年生、母バイタルクィーン）
Enry Gloria
2017.03.11
エンリグロリア（2017年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「屋号（縁＋理）より＋栄光あれ」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時10歳）と交配したバイタルクィーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は加野牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳。
経歴
デビュー前
加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2020年）
4月11日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
5月2日、中2週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。
5月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。
6月18日、中3週で迎えた4戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。
8月13日、中7週で迎えた5戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハッピークラシックに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
9月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。
9月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバッハスピリッツに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。
11月10日、中6週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた8戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。
12月17日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた9戦目は、3歳戦のベンティスカ特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったパンディーロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
4歳（2021年）
1月4日、中2週で迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、福笹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。
4月22日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。
5月28日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。
6月17日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。
7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、コンコルディア賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。
7月29日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。
8月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。
8月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったハクサンレモンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
9月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスエヒロドラに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
10月14日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。
5歳（2022年）
2月2日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。
3月3日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増田充宏騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったディアサンダーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
4月8日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で増田充宏騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。
5月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で増田充宏騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。
デビュー前
山田質厩舎（川崎）へ入厩。
5月20日、デビュー戦は増田充宏騎手を鞍上に据えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。
10月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた24戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。
11月11日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。
11月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。
12月14日、中2週で迎えた27戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。
6歳（2023年）
1月2日、中2週で迎えた28戦目は、いろはかるた賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。
1月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3八以下（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。
1月31日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。
8月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったガルフォートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
8月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したナンヨーローズを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
9月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。
12月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。
12月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。
7歳（2024年）
3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
3月25日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。
4月9日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。
4月22日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。