カヌメラビーチ（2016年生、母メジロツボネ）

カヌメラビーチ（2016年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イルデパンの白砂ビーチ」。毛色は芦毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したメジロツボネが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2021年の岡崎特別(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって5,400万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月10日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロードリッチを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月23日、中5週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2019年）

2月9日、中6週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月9日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（中京芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月18日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のラストヌードルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月28日、中7週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

4月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

8月2日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5歳（2021年）

1月5日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったリレーションシップに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの摂津特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスズカフェラリーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月24日、中5週で迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

5月23日、中3週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

6歳（2022年）

5月8日、約11か月半の休養明けで迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

7月2日、中4週で迎えた22戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

2022年7月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。