シゲルボブキャット（2014年生、母クィーンマーメイド）

シゲルボブキャット（2014年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北米大陸に生息するネコ科オオヤマネコ属に属する中型獣」。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時6歳）と交配したクィーンマーメイドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石川上牧場。2019年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2019年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石川上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって324万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって561.6万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

6月4日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメルヴィンカズマを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下のシクラメン賞（阪神芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、サトノアーサーに交わされて3馬身半差の2着となった。

12月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

3月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月11日、中7週で迎えた13戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず14着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したオールドクラシックにクビ差届かず2着となった。

8月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（8戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。

4歳（2018年）

1月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月11日、中6週で迎えた21戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

4月15日、中4週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のサンホッブズに3馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2019年）

1月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた25戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた27戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトラキアンコードに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で植野貴也騎手（7戦2勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月13日、中2週で迎えた29戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6歳（2020年）

3月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は植野貴也騎手（8戦2勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。