メルヴィンカズマ（2014年生、母ブランピュール）

メルヴィンカズマ（2014年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時7歳）と交配したブランピュールが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2018年の茶臼山高原特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高昭牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、雅苑興業によって1,620万円で落札された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

6月4日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったシゲルボブキャットにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月19日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したアドマイヤプリヴにハナ差届かず2着となった。

12月17日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、6着に終わった。

3歳（2017年）

1月17日、中3週で迎えた6戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったサトノクロニクルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でS.フォーリー騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったグラットシエルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月5日、中3週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアドミラブルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシャドウブリランテを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月15日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したメイケイレジェンドを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4歳（2018年）

7月7日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアシュリンを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

8月4日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったグロンディオーズにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月8日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5歳（2019年）

6月22日、約8か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月1日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの弥彦特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続でM.デムーロ騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月15日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた23戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月9日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの宝ケ池特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（2020年）

6月13日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

2020年6月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、仲秋特別（盛岡ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた28戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はツルオカボルトと並んで8着同着となった。

10月25日、中1週で迎えた29戦目は、金華特別（盛岡ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた30戦目は、晩秋特別（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた31戦目は、2020盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた32戦目は、師走特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7歳（2021年）

1月11日、中4週で迎えた33戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた34戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた36戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブルーベルファイトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月1日、連闘で迎えた37戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

3月9日、連闘で迎えた38戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた39戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた40戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた41戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

2021年4月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。