ヒュウガミズキ（2010年生、母イナズマローレル）

ヒュウガミズキ（2010年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「日向水木。樹木名」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時13歳）と交配したイナズマローレルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小泉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山岸桂市によって420万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月16日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 雨/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エトルアンフルールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月9日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、シャンパンルージュに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のウインプロスパーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月24日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

9月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。