ブラッドオレンジ（1996年生、母ダイナオレンジ）

ブラッドオレンジ（1996年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時4歳）と交配したダイナオレンジが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地33戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のシドニートロフィー(900万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

9月13日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

3歳（1999年）

7月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、6着に終わった。

4歳（2000年）

1月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月25日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

8月6日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青木芳之騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

9月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で青木芳之騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で青木芳之騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したミスヒテンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月17日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で青木芳之騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイーグルバクシンオを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

2月3日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキスミーテンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のチェイスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月18日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサウスラピッドに2馬身半の差をつけて優勝

3月18日、中3週で迎えた18戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンラヒブニセイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月21日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（7戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマヤノタイムをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月26日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（8戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月9日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサンタクロースハンデキャップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6歳（2002年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（9戦3勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

2月3日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5月26日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた27戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

6月30日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7歳（2003年）

1月18日、約6か月半の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（11戦3勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（12戦3勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（13戦3勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月6日、中7週で迎えた32戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた33戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。