テンショウスズラン（2006年生、母マルヨシバンゼン）

テンショウスズラン（2006年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時13歳）と交配したマルヨシバンゼンが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はマル良牧場。戦績は、地方40戦2勝2着2回。2009年のひまわり賞(牝地方重賞)で3着に入った他、2009年の日高賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原右吉厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2008年）

8月31日、デビュー戦は阿部英俊騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 小雨/不良）に出走。馬体重は430kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のチャイルドガールをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

12月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、2歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテバギアにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた8戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレプリカントをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の奥州市職員奥馬の会会長杯（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月3日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月31日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた12戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた13戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花と緑のまつり2009レース（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のウイナーカップ（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クラサッキーにクビ差交わされて2着となった。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた17戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、モツ家権カップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた19戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた20戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた21戦目は、きんもくせい賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた22戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ第1戦（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた23戦目は、横手黒毛和牛レース（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は村松学騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、師走賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4歳（2010年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた25戦目は、健康と癒しの郷八幡平レース（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、みちのく春待ち賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月3日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、奥州前沢春まつりレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた28戦目は、平庭高原つつじまつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた30戦目は、マリオス20F スカイメトロ杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた31戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた32戦目は、柳家みたけ店オープン記念（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた33戦目は、十府ヶ浦de地曳網体験レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた38戦目は、折爪岳レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月30日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた39戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた40戦目は、気仙スギレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。