トーホウロゼ（2017年生、母トーホウプリンセス）

トーホウロゼ（2017年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ロゼワインより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時16歳）と交配したトーホウプリンセスが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社吉田ファーム。主な勝ち鞍は2021年のガ-デンふ頭賞(一般B11)。

経歴

デビュー前

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月19日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は448kg。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3歳（2020年）

6月7日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた4戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月1日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマコトイスカンダルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレヴィオーサに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2021年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウノリムネに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、竹島海岸特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエッグベネディクトを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた11戦目は、ジャックローズ賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた12戦目は、ガ-デンふ頭賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーバーファルに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月13日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。