カプセル（2021年生、母フライトオブスワン）

カプセル（2021年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したフライトオブスワンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。2023年の平和賞(S3)に勝利した他、2023年のウィナーズチャレンジ3を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって770万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

4月19日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイコウに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月27日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るパッションクライを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

8月10日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ブラックバトラーに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月20日、中5週で迎えた6戦目は、2歳オープンのサンライズカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月25日、中4週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のキタノヒーローを3/4馬身振り切って3勝目をゲットした。

11月22日、中3週で迎えた8戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は落合玄太騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2024年）

1月17日、中7週で迎えた9戦目は、3歳Jpn3のブルーバードカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた10戦目は、3歳S3のネクストスター東日本（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の牡羊座特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（7戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、AIRDO Biz特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた14戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の七夕オープン（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（10戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ノウゼンカズラ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた17戦目は、シスキン・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。