トウショウカムイ（2008年生、母メルヘントウショウ）

トウショウカムイ（2008年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神（アイヌ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時9歳）と交配したメルヘントウショウが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月18日、デビュー戦はF.ベリー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ベリー騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

2月19日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続でF.ベリー騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

4月30日、中9週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマイネルマルゴーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイフザラッキーに約10馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月3日、中4週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の野田特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したペンテシレイアを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2012年）

8月26日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月8日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2013年）

2月3日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、モントリヒトに交わされて3馬身半差の2着となった。

3月9日、中4週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月4日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

9月22日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで頑張り、3着に入った。

10月19日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた18戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

6歳（2014年）

8月2日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（11戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。