ファルギュラント（2021年生、母ブレイズガール）

ファルギュラント（2021年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「驚くほどに印象的な。稲妻の閃光を思わせる」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したブレイズガールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2五。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月17日、デビュー戦は小林勝太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月12日、中5週で迎えた3戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2024年）

2月3日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6月2日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた10戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のプラクティコに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスカイウィンザーを3/4馬身振り切って優勝

10月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のダンジュカリユシに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた15戦目は、橋野鉄鉱山賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったインジケーターに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。