シゲルリクチュウ（2011年生、母ダーリングベリー）

シゲルリクチュウ（2011年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋『陸中』令制国名（旧国名）」。毛色は鹿毛。種牡馬のカンパニー（当時10歳）と交配したダーリングベリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）諏訪牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方5戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、諏訪牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって105万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は森一馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月22日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クインズハリジャンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月7日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川須栄彦騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で川須栄彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川須栄彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川須栄彦騎手（8戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったフルールシチーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で川須栄彦騎手（9戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月27日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で川須栄彦騎手（10戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（11戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月20日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、あうる賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

12月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、初霜賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

12月28日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた20戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、有明海特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。