シャドウビート（1999年生、母カオリナイト）

シャドウビート（1999年5月19日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時16歳）と交配したカオリナイトが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、成隆牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、デルマークラブによって525万円で落札された。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月3日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアグラファに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月31日、中3週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したレモンバームに半馬身届かず2着となった。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレガシーアドニスを半馬身振り切って制した。

12月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の早春賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月11日、中8週で迎えた10戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

10月4日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月22日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5歳（2004年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたトーセンデイジー決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月5日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。