ローズエントリー（1987年生、母シュウザンローレル）

ローズエントリー（1987年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカジユン（当時8歳）と交配したシュウザンローレルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

3月31日、デビュー戦は古川寛和騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したツジノロマンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月21日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマリンパシフィックを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月16日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトウホーカラーに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（1991年）

2月10日、中7週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川寛和騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンボリプラットに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で古川寛和騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で古川寛和騎手（7戦3勝）。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川寛和騎手（8戦3勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で古川寛和騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で古川寛和騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。