ウワサノモンジロウ（2013年生、母カリン）

ウワサノモンジロウ（2013年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時16歳）と交配したカリンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、地方21戦5勝2着4回。2015年の赤黒の勇者賞に勝利した他、2015年のウィナーズチャレンジ11で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樋渡志尚から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、寺井文秀によって205.2万円で落札された。

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

5月14日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月28日、中1週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ミスユーにクビ差交わされて2着となった。

7月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハタノキセキを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの赤黒の勇者賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のジャストゥラヴに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

8月27日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのてんびん座特別（門別ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた11戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったエムティーシャトルにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたトドイワガーデン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた14戦目は、2歳戦のフロンティアジュベナイル特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3歳（2016年）

1月6日、中2週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若水特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のジャンプショットに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月2日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のワールドプリンスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月8日、中4週で迎えた17戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ガーニーフラップにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

3月30日、中2週で迎えた18戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のポピー特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクインザヒーローに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた21戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。競走中止となった。