エムティーシャトル（2013年生、母ラヴリンクス）

エムティーシャトル（2013年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スペースシャトルのように勢いよく」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノボジャック（当時16歳）と交配したラヴリンクスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦2勝2着2回。2015年のウィナーズチャレンジ9に勝利した他、2015年のフルールカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、柏木一則から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

5月21日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクインザヒーローに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの赤黒の勇者賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月13日、連闘で迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず3着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた6戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウワサノモンジロウをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中2週で迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた13戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた14戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の牡牛座特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のふたご座特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、地方自治研究日高特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサクセスストーリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月14日、中3週で迎えた18戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた20戦目は、日高町建設協会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、つぼ八特別2（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、ヤマボウシ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、パシコペンネッタに半馬身交わされて2着となった。

11月3日、中1週で迎えた23戦目は、北海道新幹線×nittan特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4歳（2017年）

1月10日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。