ナリタアイランド（1998年生、母クリスタルデュー）

ナリタアイランド（1998年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時14歳）と交配したクリスタルデューが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中川牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方23戦6勝2着6回。2003年のノベンバー特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中川牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、山路秀則によって3,024万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月31日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（2002年）

4月10日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた3戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D2-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、一般D2-3（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンツァフィオーレに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、中1週で迎えた5戦目は、一般D1-4（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のベリーグッドリックをハナ差制して勝利を手中に収めた。

5月28日、中1週で迎えた6戦目は、一般D1-1（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のドクタージェイドに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月12日、中1週で迎えた7戦目は、天馬街道特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハタノアドシッドから1馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、ふらのニンジン特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、門別ファンクラブ賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエスプラナードに2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月23日、連闘で迎えた10戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、日高生産連特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったホウヨウザキングからアタマ差の2着に甘んじた。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、三石町農業協同組合特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月1日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5歳（2003年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

1月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月11日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

11月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったオピニオンリーダーから4馬身差の2着となった。

12月20日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

6歳（2004年）

1月21日、中4週で迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

4月21日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、リーディングジョッキー（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、ジェニュイン賞（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビューテフルライフからアタマ差の2着に甘んじた。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、スターオブコジーン賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったリブロードキャストからアタマ差の2着に甘んじた。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ブラックタキシード賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーイーグルに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた27戦目は、長次郎特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のキャニオンタワーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月1日、中1週で迎えた28戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、カペラ特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョウノハンターから7馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中4週で迎えた29戦目は、メイショウドトウ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた30戦目は、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のリゲル特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた32戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ベガ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。