リブロードキャスト（1998年生、母ロジータ）

リブロードキャスト（1998年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時13歳）と交配したロジータが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方36戦6勝2着13回。主な勝ち鞍は2005年のレオニズ特別(一般B3-1)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

12月2日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は542kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、アグネスタキオンに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4歳（2002年）

4月28日、約16か月の休養明けで迎えた4戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

6月16日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5歳（2003年）

5月21日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた7戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、時計台特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアカキシオからハナ差の2着となった。

6月19日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホウヨウザキングに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月28日、中9週で迎えた9戦目は、静内町商工会青年部特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた10戦目は、三石海浜公園特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中村裕司騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2004年）

5月18日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、スターオブコジーン賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタアイランドをアタマ差制して休養明け初戦を物にした。

6月15日、中3週で迎えた12戦目は、アドマイヤコジーン賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョウノハンターから1馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、シャクシャイン特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた14戦目は、アンドロメダ特別（旭川ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた15戦目は、サラ王国ひだか特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったティンバーカコから1馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中5週で迎えた16戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったキーファクターから2馬身差の2着となった。

7歳（2005年）

5月5日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、こいのぼり特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中村裕司騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロスペイシーに2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、豊富ミルク特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジュークジョイントを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、札幌モエレ健康センター特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインルーチェから1馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、苗穂特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村裕司騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた21戦目は、リゾートアイランド改装記念特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で中村裕司騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた22戦目は、カペラ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村裕司騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったカッサンドーラから2馬身半差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた23戦目は、キリン生茶シャイニングスターカップ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村裕司騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた24戦目は、ペプシコーラ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で中村裕司騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーゴールドに2馬身の差をつけて優勝

9月27日、中1週で迎えた25戦目は、レオニズ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村裕司騎手（12戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイルラーゴに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月26日、中3週で迎えた26戦目は、三石デルフィニウム特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で中村裕司騎手（13戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったカッサンドーラから2馬身差の2着に敗北した。

8歳（2006年）

5月18日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中村裕司騎手（14戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた28戦目は、福住特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトラックタカオーに1馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

7月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、フェクダ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は中村裕司騎手（15戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた30戦目は、ダージー賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（16戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトラックタカオーから1馬身半差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた31戦目は、旭川ワンダーランド特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（17戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったプリティネイムから1馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中3週で迎えた32戦目は、ツルマルボーイ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村裕司騎手（18戦4勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9歳（2007年）

5月16日、約8か月の休み明けで迎えた33戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村裕司騎手（19戦4勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサクラプライム決め手に屈してアタマ差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村裕司騎手（20戦4勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた35戦目は、バランスオブゲーム賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村裕司騎手（21戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーヨーハヤテから2馬身半差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で迎えた36戦目は、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中村裕司騎手（22戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた37戦目は、アルデバラン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村裕司騎手（23戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月4日、中8週で迎えた38戦目は、JAめむろメークイン特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で中村裕司騎手（24戦4勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったニットウナデシコから2馬身差の2着となった。

11月7日、中4週で迎えた39戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10歳（2008年）

6月12日、約7か月半の休養明けで迎えた40戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

7月22日、中5週で迎えた41戦目は、様似町「アポイの火まつり」特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月13日、約4か月の休養明けで迎えた42戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、函館馬主協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。