アグネスタキオン（1998年生、母アグネスフローラ）

アグネスタキオン（1998年4月13日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したアグネスフローラが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦4勝。2001年の皐月賞(G1)に勝利した他、2001年の弥生賞(G2)を制するなど、G1級競走1勝を含む重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

12月2日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリブロードキャストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジャングルポケットに2馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

3歳（2001年）

3月4日、中9週で迎えた3戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のボーンキングに5馬身の差をつけて無傷の3連勝で2つ目の重賞タイトルを奪取した。

4月15日、中5週で迎えた4戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦3勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のダンツフレームに1馬身半の差をつけてクラシックホースの称号を射止めた。