キーファクター（2000年生、母パンパードスター）

キーファクター（2000年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最重要因子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したパンパードスターが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方35戦12勝2着5回。2004年の鵡川温泉四季の館特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人によって1億5,750万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒシアジールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミルフィオリをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

4月20日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

4歳（2004年）

2月7日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月7日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のリボハーンに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D1-2（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマオチャンギンリンに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月10日、中1週で迎えた10戦目は、レオニズ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオカノスワンに3馬身の差をつけて4勝目を収める

8月25日、中1週で迎えた11戦目は、JA帯広かわにし特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のホライズンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月22日、中3週で迎えた12戦目は、JAめむろメークイン特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のリブロードキャストに2馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

10月27日、中2週で迎えた14戦目は、三石デルフィニウム特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったティンバーカコから2馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、鵡川温泉四季の館特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキタサンモガンボに1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

5歳（2005年）

1月18日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、エーデルささゆり特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーヨーアリダーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて8勝目を獲得した。

2月17日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上A2-2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシオアサティスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上A2-2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジヤマハクザンに1馬身の差をつけて9勝目を手にした。

5月6日、連闘で迎えた21戦目は、町制50周年記念吉川特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、さくらんぼ特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヒカルチャンプに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

7月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の潮騒特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったブルーワレンダーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた25戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、豊年特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のクイックモーションを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

9月26日、中2週で迎えた27戦目は、見沼特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のインヴァリッドに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月13日、中1週で迎えた28戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6歳（2006年）

6月12日、約8か月の休み明けで迎えた29戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた30戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた31戦目は、サードニクス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた32戦目は、アクアライン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエフケータイガーをクビ差捉え切れず2着となった。

9月7日、中1週で迎えた33戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた34戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた35戦目は、ベテルギュース賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7歳（2007年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、花信風特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（8戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るトップディアマンテを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って勝利数を13に伸ばす

2月2日、中2週で迎えた37戦目は、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたエフケータイガー決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた38戦目は、観梅特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた39戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた40戦目は、アゼリア特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（11戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた41戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた42戦目は、ギャラクシー特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。