クリアステイン（2007年生、母テンタシオン）

クリアステイン（2007年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「着色を取る。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したテンタシオンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大平牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方18戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の祝圭介☆聡子ウエディング記念(一般C12)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大平牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、大平牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三宅勝俊によって367.5万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月1日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

12月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月19日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

8月22日、中2週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったクリスタルターンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったウインドスピードに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月15日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月12日、中3週で迎えた18戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るチャンスメーカーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた20戦目は、孝佳・あすか結婚記念（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンジェラスクインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、祝!前ちゃん。昇任試験合格記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた22戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、祝圭介☆聡子ウエディング記念（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムッシュオメガに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月26日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般C10（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたルミノゴールド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタノアツヒメを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

9月22日、連闘で迎えた25戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したキャンドルホルダーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワイエスドンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユリアリーチに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックオーキッドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブステラーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。