ワンダーグルーム（1997年生、母フジノダンサー）

ワンダーグルーム（1997年6月3日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグルームダンサー（当時13歳）と交配したフジノダンサーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）幌村牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方5戦3勝2着1回。1999年の平和賞(地方重賞)に勝利した他、1999年の’99ゴールドジュニアーを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須永和良厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

9月17日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は492kg。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフラワーライナーを別次元の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のキンモクセイ特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたナイスウイン決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの’99ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒノデラスタを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をゲットした。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒノデラスタに2馬身の差をつけて優勝

12月23日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（2000年）

3月5日、中9週で迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。