ヨシヴァーティカル（2004年生、母ヨシザマミー）

ヨシヴァーティカル（2004年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天頂」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時17歳）と交配したヨシザマミーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害4戦0勝、地方20戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳B5。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月17日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

5月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた9戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウエストリリーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月7日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた12戦目は、3歳B1-1（金沢ダート1300m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウエストリリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月14日、連闘で迎えた13戦目は、3歳B5（金沢ダート900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタカオストロングを半馬身振り切って2勝目を収める

12月2日、中6週で迎えた14戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた15戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4歳（2008年）

3月1日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月23日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は草野太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた18戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

6月14日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた20戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた21戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は矢原洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3-2（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバイオレットブーケに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月4日、中2週で迎えた24戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオンザサニーサイドに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、第1戦「加賀友禅賞」（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた26戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（6戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（7戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい4着に敗れた。

5歳（2009年）

1月4日、連闘で迎えた28戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月5日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、大崎上島産・デコポン杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた30戦目は、花梨特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（10戦4勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた32戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（11戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた33戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた34戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた35戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた36戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、早月尾根杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（12戦4勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。