アメーリア（2003年生、母ビハインドザマスク）

Amelia

2003.04.14

アメーリア（2003年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ヴェルディ作のオペラ『仮面舞踏会』に登場するヒロイン名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したビハインドザマスクが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C13。

経歴

デビュー前

9歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ゼンノマネジメントによって462万円で落札された。10歳のとき、大迫久美子から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、富田牧場によって514.5万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

6月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2007年）

1月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルイチハートを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモレヴューに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月19日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ゼンシンハヤトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセルリアンクラウスに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に敗れた。