ヒデノリード（1989年生、母サンエイホープ）

ヒデノリード（1989年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時11歳）と交配したサンエイホープが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川雅宏。戦績は、中央平地28戦5勝2着3回、地方2戦1勝。1994年の摩耶ステークス(オープン)で2着に入った他、1993年の栗東ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

7月14日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルザグレートを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中8週で迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた5戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシンボリシンホニーをハナ差振り切って勝利をモノにする

12月15日、中5週で迎えた6戦目は、斉藤博美騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3歳（1992年）

1月19日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月8日、中6週で迎えた8戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

9月13日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のマチカネポッペアに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

10月25日、中2週で迎えた12戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（2戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

11月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦の花園ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた14戦目は、A.クルーズ騎手を鞍上に迎えて、’92ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1993年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、雅ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月24日、中1週で迎えた17戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチアズラックにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月14日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の橿原ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホクセイバンドルに2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月20日、中4週で迎えた19戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウホムラにクビ差届かず2着となった。

6月20日、中7週で迎えた22戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカミノグリーンに9馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月31日、中5週で迎えた23戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月11日、中9週で迎えた24戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（札幌(地)ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のローリエアンドレに7馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

11月6日、中3週で迎えた25戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（12戦3勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（1994年）

4月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、栗東ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（13戦3勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月28日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤博美騎手（14戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたヤグライーガー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月17日、約7か月の休み明けで迎えた28戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤博美騎手（15戦3勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6歳（1995年）

1月16日、中3週で迎えた29戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤博美騎手（16戦3勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤博美騎手（17戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。