カミノグリーン（1989年生、母カミノメロディー）

カミノグリーン（1989年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のピユウターグレイ（当時10歳）と交配したカミノメロディーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋ファーム。戦績は、中央平地21戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1993年の梅田ステークス。

経歴

デビュー前

菅谷禎高厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

3月28日、デビュー戦は菅谷正巳騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたマッチレスストーム決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月5日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラガーペンダスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のシロキタムテキに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月30日、中5週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた5戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、メモリーベンチャーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菅谷正巳騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアイドルタレントに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、リアルサンマローに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（6戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

4歳（1993年）

1月6日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅谷正巳騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、キソジゴールドにクビ差交わされて2着となった。

2月13日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅谷正巳騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダンツジュピターに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月11日、中7週で迎えた14戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅谷正巳騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のアジサイトミオーに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月29日、中6週で迎えた15戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅谷正巳騎手（13戦4勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた16戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で菅谷正巳騎手（14戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったヒデノリードに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中5週で迎えた17戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅谷正巳騎手（15戦4勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月10日、中9週で迎えた18戦目は、太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で菅谷正巳騎手（16戦4勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の古都ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅谷正巳騎手（17戦4勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅谷正巳騎手（18戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5歳（1994年）

9月17日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた21戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、初風ステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。