ダンツジュピター（1988年生、母シヨツトイーグル）

ダンツジュピター（1988年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時18歳）と交配したシヨツトイーグルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は滝本健二。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回、地方30戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

下田泰広厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1990年）

10月29日、デビュー戦は大垣敏夫騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は469kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイメージオーザに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大垣敏夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイリーバに1馬身の差をつけて2勝目を収める

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大垣敏夫騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニュービジョンに半馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3歳（1991年）

1月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大垣敏夫騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大垣敏夫騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニュービジョンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で大垣敏夫騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイワテホマレから1馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で大垣敏夫騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のミスフローリツクに3馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で大垣敏夫騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の栄城賞（佐賀ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大垣敏夫騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロパルダから1馬身半差の2着となった。

9月1日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大垣敏夫騎手（9戦5勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大垣敏夫騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロオジャイアンツに3/4馬身の差をつけて6勝目をマークした。

10月20日、中2週で迎えた12戦目は、オパール特設（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大垣敏夫騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイメージスーパーから2馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の佐賀菊花賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大垣敏夫騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーエイパンザオーから2馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中4週で迎えた14戦目は、中島記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大垣敏夫騎手（13戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1992年）

1月7日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で大垣敏夫騎手（14戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったニュービジョンからクビ差の2着に甘んじた。

4月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のコーヨーランに4馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月19日、中9週で迎えた18戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は山本康二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィリングスピードを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って8勝目をゲットした。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本康二騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエーピーカリスマ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月8日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康二騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったメモリーベンチャーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康二騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本康二騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

5歳（1993年）

1月17日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山本康二騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダンディアンバーに1馬身1/4の差をつけて9勝目を掴み取った。

1月31日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本康二騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた30戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカミノグリーンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（1994年）

2月13日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったモガミニホンから1馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中5週で迎えた32戦目は、松島壽騎手を鞍上に迎えて、開設66周年記念（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた33戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松島壽騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月3日、中6週で迎えた34戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松島壽騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユートジョージから1馬身半差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた35戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた36戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月2日、中7週で迎えた37戦目は、中島裕明騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカロッキーに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた38戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島裕明騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた39戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島裕明騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた40戦目は、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島裕明騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた41戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島裕明騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のレークオクトに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

7歳（1995年）

1月3日、中1週で迎えた42戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中島裕明騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイイチシンゴから7馬身差の2着となった。

1月15日、中1週で迎えた43戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中島裕明騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。