トリプルチェリー（2001年生、母ヘクターチェリー）

トリプルチェリー（2001年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「三重＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したヘクターチェリーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の水車特別(一般B6)。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月11日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月20日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフウランジョーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月28日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月7日、中6週で迎えた9戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイワコーシャスに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、水車特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシノブホマレに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（2005年）

3月6日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5歳（2006年）

3月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（9戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。