フウランジョー（2001年生、母エプソムジョーオー）

フウランジョー（2001年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「乱れる風の如く速いジョー（冠名）」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したエプソムジョーオーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月19日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルパナシュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2004年）

2月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったトムディアマンテに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトリプルチェリーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のユニバーサルを半馬身振り切って優勝

5月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（6戦2勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた11戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（7戦2勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

11月21日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のメイヂヒカリメモリアル（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ミスティークにクビ差交わされて2着となった。

12月26日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のテンポイントメモリアル（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

4歳（2005年）

1月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の早春賞（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋脩騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、タニノレガーロに交わされて5馬身差の2着となった。

5歳（2006年）

9月24日、約13か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。17頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

6歳（2007年）

3月31日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

6月9日、中9週で迎えた25戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月7日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の岩木山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

7月28日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月11日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月22日、中5週で迎えた29戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたニホンピロレガーロ決め手に屈してクビ差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテイエムヒリュウを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

7月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた33戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月31日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、福山市長賞（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のファニーカイザーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月21日、中2週で迎えた35戦目は、金木犀特別（福山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた36戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の福山菊花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた37戦目は、胡蝶蘭特別（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた38戦目は、つわぶき特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（2009年）

4月18日、約4か月半の休み明けで迎えた39戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた40戦目は、ローズカップ（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で﨏畑雄一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモハードリカーから2馬身差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた41戦目は、山法師特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で﨏畑雄一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタブラックをクビ差制して勝利を手中に収めた。

6月7日、中1週で迎えた42戦目は、みなづき賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で﨏畑雄一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた43戦目は、地方重賞の西日本グランプリ（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で﨏畑雄一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた44戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ほおづき特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。