セイクビゼン（1995年生、母タニビユウテイ）

セイクビゼン（1995年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時14歳）と交配したタニビユウテイが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣一敏。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回。1998年のスプリングステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月9日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、トップシークレットに3/4馬身交わされて2着となった。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプレミアムローズをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のからまつ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモールドオプトレーに7馬身の差をつけて2勝目を収める

12月7日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦2勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3歳（1998年）

2月7日、中8週で迎えた7戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月22日、中5週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したクリールサイクロンに3/4馬身届かず2着となった。

4月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。