テイエムハニーダン（2019年生、母ミスシューケット）

テイエムハニーダン（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したミスシューケットが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大島牧場。主な勝ち鞍は2022年の佐賀城特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大島牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって935万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月11日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

8月8日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

12月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

3歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月29日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月24日、中7週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2022年7月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月10日、中6週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐賀城特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミユキゲコクジョウに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた10戦目は、オクトーバー特選（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、長崎街道牛津宿特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月20日、中3週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、馬場酒造場「能古見」賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたアロハロック決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、梅初月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたハイスペック決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、馬産地協賛競走（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のユアザオンリーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2023年）

1月5日、中1週で迎えた15戦目は、王春賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中山蓮王騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったキクノキングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、中2週で迎えた16戦目は、霞染月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中山蓮王騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた17戦目は、哲三と勇者の集い賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で中山蓮王騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた19戦目は、夢見月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、桜月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月16日、中2週で迎えた21戦目は、花残月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。