マチカネシラナミ（1998年生、母マチカネカガリビ）

マチカネシラナミ（1998年6月3日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したマチカネカガリビが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地18戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の笹山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

3月25日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホッカイポッターに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月21日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

11月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた7戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の矢作川特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4歳（2002年）

6月16日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のユーコーストックをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

5歳（2003年）

1月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

6歳（2004年）

4月10日、約11か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。