ダイワリズム（1994年生、母ゴールドムーン）

ダイワリズム（1994年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリズム（当時7歳）と交配したゴールドムーンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦8勝2着4回。1998年の武蔵野オープン(ハンデ)に勝利した他、1998年の’98かちどき賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1996年）

9月8日、デビュー戦は秋吉和美騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋吉和美騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサカノキングオーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋吉和美騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1997年）

1月30日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋吉和美騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナンキョクに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

3月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のフリージア特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋吉和美騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウケイゴールドから3馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のさくら特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋吉和美騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた7戦目は、鞍上は7戦連続で秋吉和美騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のアズマラシアンに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のライラック特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で秋吉和美騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月9日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で秋吉和美騎手（8戦3勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で秋吉和美騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の月見草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で秋吉和美騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

9月29日、中2週で迎えた13戦目は、サターン賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋吉和美騎手（11戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のウメノセダンに半馬身の差をつけて優勝

10月28日、中3週で迎えた14戦目は、コメット賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋吉和美騎手（12戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた15戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋吉和美騎手（13戦4勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のハシノオウショウに1馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後はムサシルドルフと並んで2着同着となった。

12月31日、中2週で迎えた17戦目は、グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったウルマデイゴから4馬身差の2着に敗北した。

4歳（1998年）

2月5日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の’98ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋吉和美騎手（14戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったグリーンダーツを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の’98ベイサイドカップ（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋吉和美騎手（15戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアオイコマチに1馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

3月31日、中5週で迎えた20戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’98スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた22戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’98ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’98プラネットカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサントスを半馬身振り切って7勝目を獲得した。

8月26日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグファイターを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする

11月12日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた28戦目は、’98かちどき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（1999年）

1月2日、中4週で迎えた29戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた31戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月31日、中6週で迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月28日、約6か月の休養明けで迎えた33戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず17着に終わった。