ビッグファイター（1993年生、母カネノローマン）

ビッグファイター（1993年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時11歳）と交配したカネノローマンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央障害3戦0勝2着1回、地方33戦8勝2着8回。1999年の東京シティ盃(地方重賞)で2着に入った他、1998年のアフター5スター賞(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1995年）

12月17日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は513kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のラビットジャスパーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1996年）

3月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったアスリムブロードから3馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセンチュリーパークに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月5日、中4週で迎えた4戦目は、鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月30日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1997年）

1月29日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコアレスカラーからハナ差の2着に惜敗した。

3月18日、中6週で迎えた7戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月26日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコアレスホープに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を制した。

9月10日、中1週で迎えた9戦目は、アルファード特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクティブスーパーから半馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、日米フレンドシップ・ジョッキー（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた11戦目は、B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテルミエタナールに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

11月17日、中1週で迎えた12戦目は、錦秋賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた13戦目は、オーチャード賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のケーヨーランドに2馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

12月27日、中2週で迎えた14戦目は、ノースウィンド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1998年）

2月6日、中5週で迎えた15戦目は、サンドストーム賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハナシャープに1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた17戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月16日、中8週で迎えた18戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のエメラルド賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のゲンマ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったランベットにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の’98サマーナイトカップ（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピードラッシュを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月26日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサントスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月29日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイワリズムにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月12日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宮浦正行騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた24戦目は、’98かちどき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（10戦3勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6歳（1999年）

1月2日、中4週で迎えた25戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（11戦3勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカガヤキローマンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月28日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの5歳以上（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（12戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のモンスターをクビ差振り切って優勝

4月15日、中6週で迎えた27戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月23日、中9週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（13戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（14戦4勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったインテリパワーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月25日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（15戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた31戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（16戦4勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

12月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの勝島オープン（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（17戦4勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

7歳（2000年）

8月30日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた33戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、日本レーシングサービス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月28日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた34戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったボンフェムから7馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。