インテリパワー（1995年生、母インテリフラワー）

インテリパワー（1995年5月7日）は、日本の競走馬、種牡馬。2000年にNARグランプリサラブレッド系4歳以上最優秀馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のルション（当時14歳）と交配したインテリフラワーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方37戦14勝2着7回。2000年の川崎記念(G1)に勝利した他、2002年のダイオライト記念(G2)を制するなど、G1級競走1勝を含む重賞7勝を挙げた。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

6月26日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のマツノアマゾンに約17馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のクラガルダンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月31日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンコービンに1馬身3/4の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月16日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、2歳地方重賞のヤングチャレンジカップ（岩見沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミフジシーワンからクビ差の2着に甘んじた。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ（岩見沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた6戦目は、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 雪/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスワールドから2馬身半差の2着となった。

3歳（1998年）

2月15日、中6週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた11戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

9月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の師走ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

4歳（1999年）

3月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の京葉盃（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のミナミノウルフに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月30日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の光風特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウシェリフに4馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサンファルコンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイスピードに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月25日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキバスナイパーに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月30日、中4週で迎えた23戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアローセプテンバーから3馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビッグファイターに1馬身の差をつけて優勝

9月23日、中8週で迎えた25戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦6勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦6勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月15日、中6週で迎えた27戦目は、G2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦6勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のウイングアローを半馬身振り切って念願の重賞初制覇を果たした。

5歳（2000年）

1月10日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦7勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったアローセプテンバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた29戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で張田京騎手（11戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナショナルスパイに3/4馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

3月8日、中3週で迎えた30戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマイターンにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月13日、中4週で迎えた31戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦8勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウケイメモリーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月22日、中5週で迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（13戦9勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた33戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月9日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた35戦目は、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は張田京騎手（14戦9勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月29日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

6歳（2001年）

1月26日、中3週で迎えた37戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 雨/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキャニオンロマンに1馬身半の差をつけて優勝

3月14日、中1週で迎えた39戦目は、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったリージェントブラフにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中4週で迎えた40戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月30日、中5週で迎えた41戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、G3のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた42戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた43戦目は、G3の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7歳（2002年）

3月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた44戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は張田京騎手（15戦9勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスハンターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

3月27日、中2週で迎えた45戦目は、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（16戦10勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハギノハイグレイドに2馬身の差をつけて重賞3勝目をマークした。

5月8日、中5週で迎えた46戦目は、G2のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（17戦11勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、トーシンブリザードに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月19日、中5週で迎えた47戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（18戦11勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8歳（2003年）

11月24日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた48戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。