マツノアマゾン（1995年生、母ナカノプランタン）

マツノアマゾン（1995年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナスルエルアラブ（当時10歳）と交配したナカノプランタンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は畔高牧場。戦績は、地方42戦8勝2着10回。1997年の3歳優駿(地方重賞)に勝利した他、1998年の荒尾ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、畔高牧場から「北海道3月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、広松金次によって113.3万円で落札された。

楠克美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

6月26日、デビュー戦は藤倉寛幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったインテリパワーから約17馬身差の2着に敗北した。

7月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた3戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のオロンウッズに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のモチオアンサーに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月30日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の銀杏賞（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったレインボーブレイズから5馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた6戦目は、高田大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の3歳優駿（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のレインボーブレイズに1馬身の差をつけて制した。

3歳（1998年）

1月2日、中0週で迎えた7戦目は、4歳（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエイビークラウンをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

1月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニホンピロブレイクから4馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中3週で迎えた9戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリークナムラからアタマ差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた11戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた12戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロカイルに半馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

5月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイチハードに1馬身の差をつけて優勝

6月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったレインボーブレイズからクビ差の2着に甘んじた。

6月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミノルワンからハナ差の2着に甘んじた。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のシーサイドカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、中9週で迎えた17戦目は、大観峰特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高田大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦の肥後菊賞トライアル（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高田大輔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったショコラビーナスから2馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中3週で迎えた20戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた21戦目は、3歳戦のグリーンチャレンジカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったオクターヴバンブーから半馬身差の2着となった。

4歳（1999年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、中島裕明騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島裕明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島裕明騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、大観峰特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島裕明騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた26戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアービルヒーローを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイセイダイジンに2馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイウンファイトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた29戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンダーゲイトに1馬身半の差をつけて制した。

8月29日、中1週で迎えた30戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた31戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた32戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5歳（2000年）

1月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（3戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた37戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8月20日、約5か月の休み明けで迎えた38戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月26日、連闘で迎えた39戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤孝鎮騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた40戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、中岳特設（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2001年）

7月16日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた41戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた42戦目は、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。